声となり空間
岡部茜さん
活動内容や商品をご紹介ください。
話すためのボイストレーニングとキャリアカウンセリングの掛け算をしています。キャリアカウンセリングとは、興味、能力、価値観、その他の特性を語っていただきながら、その方にとって望ましいキャリアの選択・開発を支援すること。それを話すためのボイストレーニングに取り入れることでクライアントさんの想いを引き出して、それを正しい発声・その人らしい話し方で伝えられるように、お手伝いをしています。スタイルとしては個人レッスンを中心に、セミナーや研修も承っております。
今の前は何をしていましたか?
市役所職員などいろいろな職業に携わってきましたが、今の仕事の一番のルーツになるのは大学時代から携わってきたバリアフリーやユニバーサルデザインの仕事です。生まれつき体が不自由で生活の中で何かと不便を受けることが多く、それが縁でこの分野に出会いました。それ以来、オフィス家具メーカーで研究員をしながら、講演活動なども行ってきました。
今の活動をはじめようと思ったきっかけは?
そのユニバーサルデザインの活動の一環で、自分が話している姿を映像で見る機会がありました。あまりにも滑舌が悪くて何を言っているのか、自分でもわからない・・・。本当に恥ずかしかったです。けれども、この伝える仕事は続けたい。そこで講演講師養成講座に通い、そこで発声や滑舌といった日本語を話す基礎を徹底的に叩き込みました。そこからラジオパーソナリティーのお仕事をいただくようにもなり、出会いの幅が格段に広がりました。
周りを見渡してみると、とてもいいもの持っているのに、声や話し方で損をしていることも多く、もったいないなと思います。そんな方の手助けができればいいなと思って始めました。
楽しいところ・大変なところは?
目の前のクライアントさんが、「なるほど」と目を輝かせ、自信に満ちた笑顔になったり、変わった瞬間に立ち会えるとに、何よりも喜びを感じます。
逆に大変なところは、レッスンの運営からホームページの管理・チラシ作りから経理関連まで、一人ですのでレッスン以外のことも全てやっているところです。また、子供はいないながらも家事との両立が課題です。
皆さんへのメッセージ
明日の商談の準備をしたい。あのママ友のように格好よく話せるようになりたい。耳の遠くなったお母さんとも楽に会話ができるようになりたい・・・。
悩みも千差万別だということを、改めて感じました。